那須烏山市カフェ

コーヒー屋を目指すきっかけ１

元々コーヒーはあまり好きではなく、特にレストランなどで飲むコーヒーは、酸っぱ苦くてなんか胃がムカムカするので、避けていました。
当時栃木県O市に住んでいましたが、ある日近くに、自家焙煎のコーヒー屋があることを知りました。「カフェはわかるけど、こんな田舎にコーヒー屋なんかあるんだ」と、興味半分で行ってみることに。飲んだ瞬間「今まで飲んでいたコーヒーとは全然違う」と感じました。その時「コーヒーは不味いものではなく、不味く淹れたコーヒーを飲んでいた」ということに気づいたのです。それから、自家焙煎と謳っている場所を見つけては飲みに行く日々が始まりました。
それまで「仕事に行って、帰って寝る」というような人生を送っていた私が、コーヒーのために何時間もかけて出かけたり、マルシェに足繁く行ったりと、充実した日々に激変しました。初めての店でも、いきなりカウンターに座り店主と会話を楽しんだりと、今までの私ならしなかった行動も取るようになりました。コーヒーがきっかけで、色褪せているように感じた人生が、華やかで明るく、毎日が楽しく感じるようになったのです。