那須烏山市カフェ
コーヒー屋をめざすきっかけ2
コーヒーに魅了されたのは、コーヒー自体の美味しさもありましたが、何よりお店におられるオーナーさんや店員さんたち。付かず離れずのちょうど良い距離で接してくれます。そして何も分からない私は色々質問をしたりしますが、嫌な顔をせず丁寧に教えてくれるのです。お店の方たちの立ち振る舞いは、とても心地よく「私もこんな人になりたい」と、カフェ巡りに拍車がかかりました。
お店の人たちのコーヒーを淹れる姿にも憧れ、また自宅でもコーヒーを飲みたいと思うようになり、自分でコーヒーを淹れるようになりました。色々な道具を揃えはじめ、色々な店舗で行われているコーヒーワークショップに参加するようになりました。まあ、コーヒーマニアの方が辿る典型的な道を歩き出したわけですね(笑)。
私は作業療法士の資格を持っていて、専門学校卒業後は病院や老人保健施設などに、20年ほどリハビリの専門職として勤務しておりました。何の疑問も持たず。
40代に差し掛かった頃、ふと「このまま同じ仕事で定年まで働くのだろうか。ずっと仕事と家の往復だけをする人生なのだろうか」と考えるようになりました。職場や周りの職員の方との関係には、何の不安や問題もなかったのですが、自分の現在の状態に行き詰まりを感じるようになったのです。
そんな時にコーヒーの魅力にハマった私は、当然第二の人生として「コーヒーをメインに扱うカフェをやりたい」と思うようになりました。
しかし、自分は熱しやすく冷めやすい性格。そして転職して起業するには少し遅い年齢。「後先考えず飛び込んでは絶対失敗する」と思いました。「1年待って、まだコーヒーに対する思いが変わらなければ、新しい人生を目指しても良いだろう」と自分で判断しました。
1年後。相変わらず足繁くカフェやマルシェに行く自分がいました。「コーヒー屋になりたい」という夢は目標に変わったのでした。
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