2023-08-15
炎について
炎についてその2
インドのガスコンロの炎は赤色という話を前回しました。
調べてみると、炎は温度によって色が変わるということです。小学校で学んだ様な気はしますが、遠い記憶が走馬灯の様に一瞬過ぎ去るのみ・・・笑。
炎の温度は低い方から、赤色→黄色→青色→白色と変化していくそうです。
温度による色の変化と、その温度帯はどの様な熱源があるのかまとめてありました。
温度 ℃ | 熱源 |
800 | タバコ |
1000 | 木炭 アルコールランプ |
1400 | ろうそく(最高直) |
1700 | ガスストーブ ガスコンロ ガスバーナー |
6000 | 太陽表面 |
温度 ℃ | 帯びている色味 |
600 | 暗赤色 |
800 | 橙色 |
1000 | 黄色 |
1300 | 白色 |
1500 | まばゆい白熱 |
表と照らし合わせると、インドのガスコンロは800~1000℃程度であると予測されます。熱源で言うとタバコや木炭レベル・・・。温度が低いのでなるべく火力を上げて長時間焼かないと、火が通らないということが判明しました。ろうそくの火は赤いですが、ススが混入していて、それに反応して赤くなるという側面もある様です。
インドのガスコンロは日本のガスとは種類や質が異なるのかも知れません(※個人的見解です。違っていたらごめんなさい)。
現在使用している焙煎機は、プロパンガスを使用しています。弱火にすると火が赤くなりますが、不完全燃焼を起こして赤くなっていると勘違いしていました。ガス量を抑えるので、温度が下がるため赤い火になるのですね。
焙煎においても、焙煎機によってコーヒーの風味が変わってきます。焙煎機の構造や、熱源によって変わるのだそうです。炎の特性については分かりましたので、今後は熱の種類や伝わり方、焙煎機の構造による違いなど、私なりにまとめていきたいと思っています。
―終わりー
参考文献:木原實、今福京子著「身の回りの化学」
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