2023-04-10

ブレンドコーヒーについて

ブレンドをする意味

シングルコーヒーが主流の今、何故ブレンドコーヒーもあるのか。ブレンドをするには大きく分けて2つの考え方があります。

①原価低減のためのブレンド
価格を抑えるために安価なものを扱うと、当然味もイマイチに。それを補うために数種類の豆をブレンドし、香りや風味を出そうという考え方です。全てとは言いませんが、大手メーカーのコーヒーはそれに当たります。だからコンビニやスーパーなどにあるコーヒーはあんなに安く買えるんですね。特に缶コーヒーなどは、「味を誤魔化すためにミルクや砂糖がいっぱい入っている」なんて聞いたこともあります。疲れた時や暑い時なんかは最高です(笑)。ただ味もそれなりという側面もあります。
多分ブレンドをマイナスに捉えている方は、こちらの考えでいるのかも知れません。

②風味追求のためのブレンド
シングルコーヒーも当然美味しいのですが、異なる要素の風味を追加したい。例えば、フローラルな香りが欲しい、甘い感じを追加したい、違う印象の酸味を追加したい、コクを出したいetc…
メインの豆に違う要素の豆を足していくのです。もちろん単に適当に豆を混ぜればいいというものではありません。豆の相性やバランスなど、無限にある配合の中から「これが良い」と決めていくのです。

ブレンドコーヒーは、そのお店の看板であり、その店そのものを表現している。他では飲めない唯一の物。そんな感じがして、私はブレンドコーヒーが好きなのです。
シングルコーヒーももちろん美味しいですが、ブレンドコーヒーも飲んで、そこのオーナーのひととなりを感じるのも良いと思いますよ。 

―続くー

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