2023-10-03

コーヒーの精製方法

普段何気なく飲んでいるコーヒーですが、飲める状態のコーヒー豆になるまでには

栽培 → 収穫 → 乾燥 → 脱穀 → 焙煎

という過程を経ています。昨今は気軽にコーヒーを飲める場所も増え、沢山の種類があることに驚かされます。また、同じコーヒーと思えないほど、いろいろな風味のコーヒーがありますよね。
コーヒーは品種や国別、土地の風土や環境で味わいが違ってきますが、乾燥方法によっても異なる表情を生み出すことが出来ます。
今回はコーヒー豆の乾燥方法の部分に注目し、その種類をまとめてみました。

精製方法の種類について

精製方法は大きく4つの精製方法に分けることが出来ます。
①ナチュラル製法
果実の状態のままで天日干し乾燥し・脱穀する方法です。果実の風味がダイレクトに豆に移るため、芳香な香りと甘味、ボディ感の強いコーヒーになるのが特徴です。

②ウォッシュド製法
まず洗浄し果肉部分を取り除きます。コーヒーの種の周りにある「ミューシレージ」と呼ばれる実の一部分は剥がしにくいので、水につけ発酵させ柔らかくしてから洗浄し取り除き、乾燥・脱穀する方法です。クリーンでスッキリとした味わいのコーヒーになるのが特徴です。

③セミウォッシュド製法
ナチュラル製法とウォッシュド製法の間に位置する精製方法です。国や目的などで、パルプドナチュラル、ハニープロセス、スマトラ式などと呼ばれます。
 ○パルプドナチュラル
  主にブラジルで呼ばれる精製法です。果肉やミューシレージの一部を残して
  乾燥・脱穀する方法です。爽やかでフルーティーなコーヒーになるのが特徴です。
 ○ハニープロセス
  コスタリカ・パナマなどの中南米で呼ばれる製法。ミューシレージをどのくらい
  残して乾燥させるかによっても呼び方が異なるそうです。
   ・ブラックハニー → ミューシレージを100%残す
   ・レッドハニー  → ミューシレージを50%ほど残す
   ・イエローハニー → ミューシレージを20~30%ほど残す
   ・ホワイトハニー → ミューシレージが10%未満のもの
 ○スマトラ式
  インドネシアの精製方法。まず、果肉の部分を取り除いて乾燥します。
  その後ミューシレージを取り除いて再び乾燥・脱穀する方法です。
  生豆が深い緑色になるのが特徴です。

④アナエロビック フォーメンテーション(嫌気性発酵)
新しい精製の一つで、ワインの製造によくみられる方法を、コーヒーに応用させた精製方法です。
コーヒーの実を水で浸し、酸素を遮断した状態で、一定期間発酵させます。その後ナチュラルやウォッシュドの精製方法で生豆の状態にさせます。
酸素を介して発酵させる他の製法と異なるので、今までのコーヒーとは違ったフルーツ・ワイン・モルツ・シナモンなど独特なフレーバーや甘みを引き出すことが出来ます。

どの製法がいいのかは個人の好みによります。同じナチュラル製法のコーヒーであっても銘柄によって全く異なるテイストになります。色々なコーヒーを飲んで、あなた好みの一杯を探す旅に出かけましょう!

ー参考ブログー
BONGEN coffee
Fountin Coffee Maker
ONIBUS coffee
Pacifilc coffee

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